応用統計学を専攻し、主にテクノメトリックスと統計的因果推論について研究している。テクノメトリックスでは、品質設計のための実験計画法と合理的品質評価のための統計モデルおよびデータ解析手法を開発している。これらの工学的方法論は、基礎技術を製品化するうえで不可欠なロバスト性の向上に直接的に貢献する、まさに技術をマネジメントする技術である。統計的因果推論では、グラフィカルモデルに立脚した数理的側面を取り上げ、因果的効果の識別可能条件などについて研究している。この方法論は、疫学や経営・経済学など観察によって因果推論を行う様々な分野に適用される。