社会・技術の進歩の中で、「ひと」の認知的・心理的な特性を理解し、これらの特性 に合うように技術社会システム(高度な技術と社会要因が織りなすシステム)を組織的な側面からの支援、組織要因の改善が強く求められている。このような背景から、医療・鉄道などの特に安全を第一とする社会技術システムのリスク管理・分析、そのインタフェース設計・評価、身障者の支援技術、消費者行動の分析、あるいはホワイトカラーの業務分析・職務設計といった分野を対象に、「ひと」の認知・行動特性に合った技術社会システムを(すなわち、組織、環境、業務、設備・インタフェース等を要素として)作り上げていくための実践的・応用的な理論・方法論の構築を目指し、これらに関する研究を行っている。