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テーマ2 日本型技術イノベーション創出サイクルの体系化
2-1 日本型技術創造の方法論


senoo
大学院社会理工学研究科 経営工学専攻
准教授  妹尾 大

専門分野: 経営学
キーワード: 知識創造、製品開発プロセス、日本的審美眼、状況即応のリーダーシップ、創造的カオス
電子メール:
電 話: 03-5734-2371  Fax: 03-5734-2371

現在の研究内容と目指すもの


  1. 個人の信念・価値観が組織で共有されるプロセスの解明
  2. 人的資源を中心とする経営資源を識別・調達・活用するリーダーシップ条件の特定
  3. 知識創造環境の整備・評価方法の確立

これらの研究課題の実現を通じて、個人と組織の相互作用を理解し、組織の問題探索・問題発見・自己変革行動を説明する理論の構築を目指している。


COEプロジェクトで遂行する研究テーマ


日本型技術創造の方法論 ( 知識創造 )

  1. 新技術・新知識の創出を捉えるフレームワークの構築
  2. 日本型技術創造の体系化
  3. 開発・生産における日本型技術創造学の確立と提言

「新技術・新知識の創出を捉えるフレームワークの構築」では、文献調査やヒアリング調査を中心とした国内外の理論動向調査を随時実施し、それらから得られた知見をもとにして、原型(プロトタイプ、たたき台)として用いる組織的知識創造理論に改良を施すことで、 新技術・新知識の創出を捉えるための 新たなフレームワークを構築しようと試みる。

「日本型技術創造の体系化」では、日本の中小企業集積地(大田区や東大阪など)における企業間提携の実態調査、日本における産学連携の実態調査(TLOの全数調査など)を実施し、従来は一企業内ないしは一大学内で完結させようとする傾向が強かった日本型技術創造のあり方を再検討することで、技術創造の新しい姿を模索しようと試みる。

「開発・生産における日本型技術創造学の確立と提言」では、製品/サービスの開発・生産の現場調査を産業横断的に実施し、技術創造と産業特性の共進ダイナミズム、および技術創造と組織文化の共進ダイナミズムを検討・比較することで、技術イノベーション創出サイクルを理解する一助となるような知見を獲得しようと試みる。