無形資産の在庫マネジメントの理論と手法 (阻害要因分析)
- 企業経営における知的財産権活動の役割分析
- 企業の各機能組織内に存在する阻害要因分析
- ビジネス・法律・技術の3つの視点から見た阻害要因分析
「企業経営における知的財産活動の役割分析」では、文献調査やヒヤリング調査を中心とした企業内での知的財産活動の実態調査を行い、ここから得られる知見を基にして、知的財産活動が企業経営に与えるIPインパクト理論の構築を試みる。
「企業の各機能組織内に存在する阻害要因分析」では、営業、マーケティング、製造、開発、人事、経理などの各機能組織における知的財産マネジメントのモデルを提唱し、当該モデルと実態との Gap Analysis を行い、知的財産権が有効に活用されない状況をもたらす阻害要因を抽出する。
「ビジネス・法律・技術の3つの視点から見た阻害要因分析」では、まず、新製品の事業化プロセスにおいて知的財産権が果たす役割を明確化する。次に、事業化される新製品に採用されている技術と知的財産権で保護された特許発明の技術的範囲との包含関係を分析する。さらには、技術開発・進化のプロセスを踏まえた知的財産戦略の構築を試みる。
以上から得られる知見を総合し、今日産業界が抱える膨大な未活用特許が生じた原因を分析するとともに、これを未然に防ぐ知的財産マネジメント手法を提案する。