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テーマ2 日本型技術イノベーション創出サイクルの体系化
2-2 無形資産の在庫マネジメントの理論と手法


nagata
大学院社会理工学研究科 経営工学専攻
准教授 永田 京子

専門分野: 会計学
キーワード: 新規株式公開(IPO)、無形資産評価、利益調整行動、企業結合・分割、価値関連性
電子メール:
電 話: 03-5734-2360  Fax: 03-5734-2947

現在の研究内容と目指すもの


  1. IPO企業の利益調整行動に関する実証研究

    IPO時には情報の非対称性が大きく,また公開価格の決定は創業者利潤や資金調達を左右する.このため,経営者は強い利益調整動機をもつ.その動機および利益調整の大きさや頻度,さらにはそれらが企業のパフォーマンスに与える影響を検証する.

  2. 無形資産評価の理論・実証研究

    M&Aにより発生するのれん,R&Dや広告宣伝,品質などにより形成される自家創設のれんに関して,その発生メカニズム,株式市場による評価,会計制度へのインプリケーションなどについて検証する.


COEプロジェクトで遂行する研究テーマ


本プロジェクトでは,「無形資産の在庫マネジメントの理論と手法」というテーマに沿った形で無形資産評価に関する研究を行うとともに,IPO企業の利益調整行動を決定する要因の一つとしてインスティテューションを取り上げる.

  1. 無形資産評価
    • 評価アプローチの整理+測定手法の確立
    • 無形資産価値と企業行動,パフォーマンスとの関係
  2. IPO企業の利益調整行動

    IPO企業の株式公開前の利益調整行動とInstitutionの関連を探り,それが市場におけるunder pricingやunderperformanceに与える影響を分析する。