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テーマ3 技術イノベーションと共進しうるインスティテューションの歴史的示唆抽出


kimoto
大学院社会理工学研究科 経営工学専攻
教授  木本 忠昭

専門分野: 技術史
キーワード: 明治期日本技術発達史、戦後日本技術史、工学史、技術発達と社会、科学と技術
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電 話: 03-5734-3257  Fax: 03-5734-2844

現在の研究内容と目指すもの


  1. 近代日本とくに明治期の技術発達の特質の解明
  2. 戦後日本技術発達の特質の解明
  3. 工学教育および工学研究制度の歴史的展開の解明を行い、

近代技術発展の特質と、その日本的特徴をあきらかにしていきながら、技術の発展と社会的変化との相互関係を分析する。


COEプロジェクトで遂行する研究テーマ


技術イノベーションと共進しうるインスティテューションの歴史的示唆抽出(技術史的分析)

  1. 明治以降の日本の技術発展は、「お雇い外国人システム」とか「外来技術と土着技術の接合」とか「軍事傾斜の植民地的特質」等々さまざまな特徴付けがされてきたが、企業と政府産業政策、そして技術発達あるいは技術革新の3者の関連から技術発展過程を分析することも研究課題として提起されてきている。
  2. 同様に、戦後日本における、いわゆる技術革新の時代の分析は、総じてまだ技術史的分析がまだ十分でないところでもある。個々の分野での技術革新の実態を分析しながら、その特質を明らかにし、技術革新の技術経営的形態を抽出していく。
  3. また、1970年代以降の政府主導の大型プロジェクト等の技術政策と企業の対応、そして技術進歩の実態を分析することによって、日本型技術蓄積、日本型市場・競争とイノベーションの関連を分析し、日本型インスティテューション学の確立と提言を行う。