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テーマ3 技術イノベーションと共進しうるインスティテューションの歴史的示唆抽出
大学院社会理工学研究科 経営工学専攻
教 授 山崎 正勝
専門分野: 科学史
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電 話: 03-5734-2370 Fax: 03-5734-2844
現在の研究内容と目指すもの
科学が社会の中でいかに展開するかを、第2次大戦や戦後冷戦期といったある特定の時期を設定して、また原爆やレーダー、あるいは原子力発電などの具体的な科学・技術を取り上げて解明していく。
現代もしくは近代科学の成立を、科学の内的な側面から、学説史を含めて分析し、科学発展の特質を解明していく。
以上の2つの視点を総合させ、社会と科学の相互関係を実証的にあきらかにする。
COEプロジェクトで遂行する研究テーマ
技術イノベーションと共進しうるインスティテューションの歴史的示唆抽出 (科学史的分析)
明治以降の日本の技術発展は、「お雇い外国人システム」とか「外来技術と土着技術の接合」とか「軍事傾斜の植民地的特質」等々さまざまな特徴付けがされてきたが、企業と政府産業政策、そして技術発達あるいは技術革新の3者の関連から技術発展過程を分析することも研究課題として提起されてきている。
同様に、戦後日本における、いわゆる技術革新の時代の分析は、総じてまだ技術史的分析がまだ十分でないところでもある。個々の分野での技術革新の実態を分析しながら、その特質を明らかにし、技術革新の技術経営的形態を抽出していく。
また、1970年代以降の政府主導の大型プロジェクト等の技術政策と企業の対応、そして技術進歩の実態を分析することによって、日本型技術蓄積、日本型市場・競争とイノベーションの関連を分析し、日本型インスティテューション学の確立と提言を行う。
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