概要

デューク大学/CFO・グローバル・ビジネス・アウトルック・サーベイは、四半期ごと(3月・6月・9月・12月)に実施しているアンケート調査です。この調査は、世界の上場企業・非上場企業のCFO(最高財務責任者・財務担当役員)に対して、経済見通しや自社の投資・財務戦略の考え方をお伺いするサーベイ(アンケート調査)です。現時点(2012年9月時点)で、既に66四半期連続で調査を実施しています。


サーベイ(アンケート調査)について

本調査は、世界的に著名なファイナンス研究者であるジョン・グラハム John Graham(デューク大学、米国・ノースカロライナ州)が中心となり、実施しています。
グラハム教授は、経済動向、製品市場の動向に対する経営者予想が、企業の投資・財務戦略に及ぼす影響を調査しています。現在、米国以外に欧州、中国、ラテンアメリカのCFOを対象に、同時期に、同じ内容のサーベイを同時に実施しています。このサーベイ結果は、各国のCFOが、経済のどの要因に注目し、何を懸念しているのか、どのように経済状況を見ているかを知る上で重要な情報を与えてくれます。


日本におけるサーベイの開始について

2012年12月より、日本もこのサーベイに参加することになりました。これまでのサーベイでは、経済大国である日本のCFOの認識が反映されていないことをグラハム教授が懸念し、日本のファイナンス研究者に協力を依頼したことから、このサーベイが日本で開始されることになりました。日本では、名古屋大学、大阪大学、東京工業大学、神戸大学に所属する研究者グループが、本サーベイを実施します。
グラハム教授が行うグローバル・サーベイに加え、日本企業において関心の高い内容も交えて、独自の調査を実施します。一人でも多くのCFO、財務担当役員、財務部長の方々が参加していただけるよう、心よりお願い申し上げます。


サーベイ結果のご報告

毎回のサーベイ結果については、速やかに集計し、分析後、そのサマリー・レポートを当ホームページで公開をします。公開内容は、グラハム教授のグローバル・サーベイ・レポート(英文)に加え、日本独自の調査結果に関するサマリーを追加したグローバル・サーベイ・レポートの和訳の予定です。なお、サーベイにご回答頂いた方々には、メールにてさらに日本独自の調査結果に関する詳細レポートを送付させて頂きます。


サーベイ参加にご協力頂ける方

これまでご案内のメールの行っていない企業の財務・経理責任者の方でサーベイへの参加をご希望頂ける方は、所属企業名、ポジション名、お名前をメールにて cfosurveyjp@gmail.com までご送付ください。こちらから、次回サーベイ開始時にご案内させて頂きます。


サーベイ回答者・回答企業の情報の取り扱いについて

サーベイの実施において、回答者の個人情報、個別企業の情報は一切外部に公表・開示はしません。集計結果のみを、サマリー・レポート(公表)、詳細レポート(回答者にメールで送付)で開示します。


日本におけるサーベイ実施チーム

日本におけるサーベイ(アンケート調査)は、以下の研究チームが、日本CFO協会と、KPMG・CFOクラブのご協力を得て進めています。
加藤英明 (名古屋大学・経済学研究科・教授)
山本達司 (大阪大学・経済学研究科・教授)
井上光太郎(東京工業大学・社会理工学研究科・教授)
山ア尚志 (神戸大学・経営学研究科・准教授)
奈良沙織 (明治大学・商学部・専任講師)


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本件に関するお問い合わせ先
cfosurveyjp@gmail.com