友あり遠方より来る - 2000年5月14日


私に会うためにわざわざ来てくれる人を除けば、ここデイトンで友人を迎えることのできる機会はそうそう無いのではないかと思います。先日昔の友人がメールで、ビジネスでアメリカに行くけどそのときデイトンにも用があるから、と連絡をくれました。私は喜んで、土曜日に彼に会いに出かけました。

彼の名前は栗林君と言い、大学で同じサークルでした。おそらく最後に会ってから10年くらいになるでしょう。今回彼は同僚とアメリカとカナダの幾つかの都市を回って、企業や国際会議などを訪問する旅行だとのことでした。

彼を迎えにホテルに向かいながら、私は彼をどこに連れていこうかと悩んでいました。私はデイトンの郊外に住んでいて、毎日ほとんど大学とアパートの往復なので、正直言ってあまりダウンタウンのレストランなどに精通していません。私は、以前フラック先生に連れていってもらった素敵なシーフードのレストランを思い出し、そこに連れていくことにしました。ほとんどそこが唯一知っているレストランですけど、まあなんとかなるでしょう。

彼をホテルで拾ってまっすぐにレストランに行って ... しかしまたもちょっと甘かったようです。土曜日の夜、しかももうほとんど8時です(まだ明るいんですけどね)。ウェイターに名前を告げると「お待ちの間バーでお飲物をお楽しみ下さい」と言われました。どのくらい待つかと聞くと、30分くらいと答えます。でも、バーのコーナーからは既に同じように待っている客があふれ出していて、とても30分ではけるとは思えませんでした。それで -- ここで待っていれば良かったのかもしれませんが -- 我々は別の所を探すことにしました。

とはいうものの、それほど候補があるわけではありません。とりあえず私の大学の近くへ向かって、もう一つ知っていたレストランを試すことにしました。 我々が着いたとき、何台かの車がレストランの入り口に車を付けて、家族をおろしていました。「へえ、先に家族を玄関でおろしてから駐車場に車をまわすなんて、ここではみんな優しいんだなあ」などと思いながら入り口にたどり着くと、それは全然違うことに気が付きました。レストランのドアの外の椅子に女の子が一人座っていて、待ち客のリストを持っています。つまり、みんな彼女の所に寄って自分の名前を告げ、おおよその待ち時間を聞いて、そのまま別の場所 -- おそらく近くのショッピングセンターでしょう -- に車で行って時間をつぶしているわけです。我々も待ち時間を聞きましたが今度は1時間と言われました。我々はまた別の所へ向かうことになりました。

3軒目のレストランに着いたとき、私は既に「次」の心配をしていました。「ここがだめだったらどこにしよう? お客さんをケンタッキーフライドチキンでもてなすというのも悪くないかな?」しかし幸いにして、本当に幸いにして、今回はすぐにテーブルに着くことが出来ました。そしてちょっぴり遅い夕食をとりながら、いろいろなこと -- お互いの仕事のことや共通の友人のこと、そしてそれぞれの最近の生活のことなど -- を話し、とても楽しい時間を過ごすことができました。

彼をホテルに送ったとき、時計はもうすぐ11時でした。確か彼は次の朝早い飛行機でデイトンを発つと行っていましたが... 飛行機に乗り遅れなかったことを祈るばかりです。

With Mr.Kuribayashi


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Hiroyuki Umemuro
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