ライト州立大学 (Wright State University; WSU) は広くて美しく、とても居心地のよいキャンパスを持っています。私の様に都心にある大学からきた者にとっては殊更にそう思えます。キャンパスは、大学の建物があるいわゆるキャンパスの地域、いつでも林の散歩を楽しめるような広大な森林の地域、巨大なスタジアムであるナターセンター その他たくさんのグラウンドがあるスポーツの地域、そして学生の住居があるビレッジの地域などから成っています。(そして私がまだ知らないだけで多分もっと広いと思います。) 大学は広大すぎてまだキャンパス地域しか歩いていないのですが、キャンパス地域にはまた多くの芸術作品が設置されています。そこで今日はそれらのうちの幾つかをご紹介したいと思います。(実際のところ個々のビルの中にもいくつも作品があるようなのですが、とてもではないですがまだ探検しきれてないのでそれらについてはまたいつか機会があったときに)。
まず第一に、このビビッドな作品を紹介しなくてはならないでしょう。"ターニングポイント" とタイトルのついたこの作品はキャンパスの中央に設置され、ほとんど WSU のシンボルのように思えます。名前が語るように、多くの線が集まり、また散開していきます。そして全体を見ると飛行機のように見えると思いませんか?おそらくこの地、すなわち「航空発祥の地」「空軍基地の街」をも象徴しているのでしょう。
キャンパスを少し歩いて行くと、もう一つ大きな作品が地面から生えているのを見ることが出来ます。当初周囲を少し見て回ったてもこの作品のタイトルのプレートをなかなか見つけることが出来ませんでした。その代わりに、(おそらく)同じ詩を違う言語(英語, ギリシャ語, 中国語など)で書いた幾つかの黒いプレートが張ってあります。残念ながら日本語はなかったのですが、詩は「飢えと恐れは ... 」(hunger and tear ... ) と始まっているので、私はこの作品をしばらく「飢えの像」と呼んでいました。しかし、かなり後になって建物の内側(写真では背後の灰色の壁の中)にプレートを発見し、この作品の名前が "Divisions" であることが判明しました。

外を歩き回って少し暑くなったら学生会館(Student Union Building)で休みましょう。この建物の中央、多くの学生があつまる広場に、「シナリオ」がそびえています。このとても背の高い作品の足下には、絶えず水が流れています。流れる水の音は心地よく、周りの人々にやすらぐ環境を提供しているのでしょう。
再度外へ出ると、工学部のビルの前に「タウ-ベータ-パイ」とギリシャ文字のタイトルを持った像が立っています。こちらの大学(おそらくWSUに限ったことではないと思うのですが)では、ギリシャ文字3文字の名前を持ったいろいろなグループやポスターをよく見かけます。しかし残念ながらギリシャ語やラテン語の素養の全く無い私には、それらがどのような意味を含んでいるのか皆目見当がつきません。
最後に、これはおそらく「芸術作品」ではありませんが、キャンパスの中でとても印象的な建造物をもう1つ。貯水タンクのタワーです。デイトン界隈ではこれと似たようなタワーが至るところにあり、地域住民に水を提供しているそうです。でもこの大学の貯水タワーはとてもキュートな形でかつ WSU のスクールカラー(黄色と濃い緑)に塗りわけられていて、キャンパスのもう1つのシンボルのようです。