私のアパートのある一帯と道を挟んで反対側に小さな野球場があります。以前4月ごろ、フラック博士は、私が住む事になる地域の事を説明してくれたときに、こんな事を言いました。 「夏になったらあそこのグラウンドで毎晩子供達の野球の試合を見られるよ。」「え?でもあそこにはナイターの設備なんか無いと思いましたけど?」「大丈夫。夏は9時過ぎまでは暗くならないから。」「...???」その時は今一つ釈然としないまま何となく話を終えていました。。
でも今になって彼の言っていたことがよくわかりました。本当に明るいのです。日本の方は(北欧などに行ったことのある方を除いて)下の写真が今月初め頃の夜9時過ぎの風景だと言ったら驚く人が多いかも知れません。日本のほとんどの地域では、昼の時間が一番長いこの時期でも日没は夜7時頃ですから。
デイトンは緯度からするとほぼ青森と同じですから、取り立てて昼の時間が長いという訳ではありません(東京よりは30分ほど長いですが)。しかし、デイトンはアメリカの時間帯の一つである東部時間帯の中で最も西の方にあります。つまり、同じ時計を使っている時間帯の中では一番日の入りが遅い都市の一つです。(日本では一番日の入りが遅いと思われる沖縄でも7時半には日が沈みます。)。さらに、今ここオハイオ州では夏時間で、時計の針が本来の時間よりも1時間進んで居ます。 こういったこと全ての結果として、今デイトンの日没時間は夜9時過ぎです。(ちなみに日の出は朝6時ころです。)
個人的には夏時間の仕組みは気に入っています。夕方明るい時間が長ければいろんな事ができます。子供達は学校のあと外で野球やサッカーの試合ができます。夕方仕事の後に車を洗ってワックスまでかけることもできます。近くの公園で散歩をすることもショッピングに行くことも出来ますし、 私のアパートにある小さなプールは夜の11時まで開いていて(もちろん室内ではありません)、夕食後プールサイドで寝そべることもできます。最初は「短い夜」に慣れるまでは気を付けなければなりませんでした。大体日本では暗くなってから家に帰ってきて夕食をとって、その後寝るまで数時間過ごすという生活パターンに慣れているので、その感覚で「暗くなってから」を規準にしているとすぐに真夜中を過ぎてしまいます。でもなんとか最近では「明るい」夜の生活に慣れました。
というわけで、私もたまに大学から早く帰ってきた日など、件のグラウンドで野球を観たりして夜を有効に楽しんでいるかというと... 実際は明るいうちからテレビで "Who wants to be a millionaire"(今アメリカで大人気のクイズ番組) を視ているだけだったりするのですが。
