ベビー・シャワー - 2000年7月5日


先週、私達の学科のミーティングルームで小さなパーティーがありました。

それはこの学科の大学院生とその奥さんのための「ベビー・シャワー」(baby shower)でした。私はベビー・シャワーというのを聞いたことがなかったので(そして辞書でも見つけられなかったので)、どんな物なのだろうと思ってふらっと立ち寄って見ました(何も持たずに!!)。

ミーティングルームの中には風船や小さな動物たちのぬいぐるみが飾ってあり、テーブルの上には小さなケーキやジュースが並んで居ました。来る人は皆紙に包んだプレゼントを持って来ていて、一つのテーブルの上に置いてから席に着きます。そして、若いお父さんとお母さん、そしてまだおなかの中に居る赤ちゃんを迎えました。出産予定のほんの数週間前だそうです。そしてこのパーティーの主催者から簡単な挨拶があった後、みなそれぞれおしゃべりをしたりケーキをごちそうになったりしました。(お母さんは主に友達とおしゃべりをして、お父さんはせっせと皆にケーキを配っていました。)

しばらくしてから、若いお父さんは、テーブルの上に山と積まれたプレゼントを一つづつ開けて、皆に見せ始めました。中身は、みなベビー用品でした。毛布だったり、着る物だったり、おもちゃだったり、車に乗ったときに後ろの座席の赤ちゃんの様子を見るための小さな鏡だったり、ドアの内側に付ける小さな木の扉だったり... その場にいるみんなが本当に楽しそうで、もうすぐ生まれる赤ちゃんを心から祝福しているようでした。

私はパーティに来るまでは「ベビー・シャワー」と言うので新しく産まれた赤ちゃんのお披露目のようなものかと思っていました。日本では、たいてい赤ちゃんが産まれてからお祝いをするように思います。今回新しく勉強したことは、「シャワー」という言葉には何かの始まりをお祝いするという意味があるそうで、例えば「ウェディング・シャワー」は結婚式の前にやるそうです(これは特に花嫁さんをその女友達がお祝いする会で、新郎にはいわゆる「バチェラー・パーティー」をやるとか)。 赤ちゃんが産まれた後には特に大きなパーティーをすることは少なくて、次の大きなイベントは最初の誕生日になるのだそうです。

私は、出産の前にこのような温かいパーティーを催すのは本当に良いことだと感じました。もちろん育児に必要な物をあげる(浴びせるようにあげるからシャワーだそうです)のは、お父さんお母さんにとって実際大助かりでしょう。でもそれよりも何よりも、お母さんがとても明るい表情だったのが私には大変印象的でした。出産が近くなると、お母さん達は何かと心配になったり不安定になったり、家にこもりがちになってストレスがたまったりしやすいと聞きます。そういった時期に友達が集まってこんな心温まるパーティーを開くのは、お母さんが精神的にリラックスするのにとても良いのではないでしょうか。

そして今は彼らの赤ちゃんの誕生のニュースを心待ちにするだけです。きっとすぐにかわいい赤ちゃんの写真を見ることが出来るでしょう。


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Hiroyuki Umemuro
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