サンディエゴ日記 (1) - 2000年8月18日


前回の日記を書いた翌週、私はカリフォルニア州のサンディエゴ(San Diego)に向かって旅立ちました。7月29日から8月4日まで、サンディエゴで開催された International Ergonomics Association (正式な日本語名は知りませんが『国際人間工学会』とでもなるでしょうか)の3年に一度の国際会議に出席するためです。私の研究の発表ももちろんありましたが、なによりこの分野の世界の研究者が集まって最新の研究を発表しますから、情報収集・勉強としての意義の方が大きかったように思えます。

さてサンディエゴ市ですが人口約110万人、カリフォルニア州ではロスアンジェルス(Los Angeles)に次いで第2位の都市だそうです。カリフォルニアというと私などはすぐサンフランシスコ(San Francisco)を思い出すのでちょっと意外でした。実際街を歩いた感じも、都市部はとてもコンパクトにまとまっていて徒歩や路面電車で簡単に行き来ができますし、国際空港も道路一本のすぐ近くにありましたので、それほど大都市という感じはしませんでした。それに国際会議の開かれた港湾地区はとてもきれいな港で、大きなヨットハーバーや公園、海に臨むレストランなどが並び、とても美しい場所でした。サンディエゴはまた海軍基地の街でもあり、ヨットハーバーの向こう岸は大きな海軍の敷地で、湾を行き交うヨットの向こうに大きな軍艦が何艘も係留されていました。なお下の写真ではセーターを着ていますが、実際思ったよりもずっと肌寒かったです。最高気温がせいぜい20度台前半で、(少なくとも私には)Tシャツで歩けるのは日中のほんの限られた時間です。

さて肝心の国際会議ですが、参加者は約3,000人といわれ、発表件数も2,000件近くあり、月曜日から金曜日の朝から夕方まで、大小10箇所以上の会場(会議室)で同時に研究発表が行われています。もちろん医学会などこれよりもっと大きな国際会議はあるとは思いますが、ちょっとサイズが大きすぎ、というのが正直なところです。同時並行で行われるので人があちこちに分散してあまり多くの人に発表を聞いてもらえない傾向がありますし、聞く方も、聞きたい発表が同じ時間帯にいくつも重なったり会場が大きすぎて移動に時間がかかったりといろいろ大変です。それでも、私達の分野をリードする世界中の研究者の最近の研究やアイディアに触れられて、大変勉強になったことには変わりありません。

なお、次回2003年の会議は韓国のソウルで開催されることがアナウンスされました。会場のロビーにチマ・チョゴリを着た女性が多く歩いていたのが印象的でした。実際この会議でも韓国の研究発表はとても多く、この分野に力を入れようとしているのを感じます。

さて会議の時間の合間を利用して近郊の街を訪問したりしたのですが、それについてはまた回を改めて記したいと思います。

サンディエゴ湾の風景


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Hiroyuki Umemuro
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