研究分野

開発・生産流通工学講座
技術経営戦略工学分野
学生の論文集

 開発・生産流通工学講座では、生産活動を行う組織を、特に開発から生産、流通、廃棄/リサイクルに至る一貫したプロセスとして捉え、技術開発戦略基盤、技術経営戦略工学、生産・人間相関、およびプロセス評価の各分野で、このような組織の運営・管理に必要な機能等の問題に関する研究を進めています。

 圓川研究室はこのうちの技術経営戦略工学分野にあたり、新製品開発から生産・ロジスティクスの戦略・マネジメントを対象にし、Q(Quality:品質)、C(Cost:コスト)、D(Delivary:時間)に関する管理技術の開発等の研究を行っています。

 専門分野は、生産と品質のマネジメント。特に生産ではサプライチェーンマネジメント(SCM)、品質では顧客満足および新商品開発の観点から、それぞれのパフォーマンスが企業の経営成果にどのように結びつくかのメカニズム、そしてその国際比較を、独自のデータベースを構築しながら進めています。

 SCMでは、数理モデルに基づく理論的な研究に加えて、特に企業間SCMの阻害要因を打破するための簡易ベンチマーキングの方法論としてのスコアカードシステム及びそれに基づく自動診断システムの開発・運用を産学連携で行っています。顧客満足と新商品開発では、過去25年にわたる顧客満足データベースを用いた様々な応用研究と、新商品開発のイノベーションに不可欠な制約理論に基づく中核問題の発見ツールの開発を産学連携で行っています。

 顧客満足と新商品開発では、過去25年にわたる顧客満足データベースを用いた様々な応用研究と、新商品開発のイノベーションに不可欠な制約理論に基づく中核問題の発見ツールの開発、ならびに成功する新商品開発を目指したスコアカードシステムの開発・運用を産学連携で行っています。

 研究室の教育方針は“着眼大局”を旨とし、常に大局的な観点からの問題認識、問題発見(蛸壺に陥らない)と、経営工学の強みとして統計的、IE的な問題へのアプローチの仕方を強調しています。


※最近の博士・修士・卒業論文題目は右上の 「論文集」もしくはこちらよりご参照下さい。

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